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10年目の決意。もっともっと“もっと”釣るためにやるべきこと

「もっともっと釣りたい。」

釣り人であるからこそ私達は釣れるアイテムにこだわり、これまでモノを作り続けてきました。

もっともっと“もっと”魚を釣るには、そして、ずっと魚を釣るにはどうすれば良いのか。

さらに釣れるアイテムを作る? 新しいメソッドを見つける? あるいは誰もが釣り糸を垂らしたことのない秘密のポイントを探す?

言わずもがな、そのどれもが私達が追い求めてきたことで、実現できれば今以上に魚は釣れるでしょう。追い求めてきたからこそ、そう遠くない未来必ず実現できるという自負もあります。

本当にそれだけで良いのだろうか。

それらはマクロというよりミクロ、目先の課題解決にしかならないのではないか。さらに釣れるアイテムを作っても、新しいメソッドを見つけても、秘密のポイントを探し出しても、極論そこにいる魚を釣りきってしまえば、そこに魚がいなければ魚は釣れないのではないか。

そこに魚がいるから釣れる。だからもっと釣りたいと思える。そして、それを後世に残していく。それが本当の意味での「もっともっと釣りたい・ずっと釣りたい」なのではないか。そう私達は考えたのです。

流行っているから、なんとなく大事そうだから…ではなく、私達は私達なりに「もっともっと釣りたいから」できることをする。2023年、10周年を迎える年に持続可能な開発目標「SDGs」へ取り組むことをここに宣言します。

 

私達にできるSDGsへの取り組み~例えば、タングステン~

看板商品である「2Step TG」や「TG RUNNER」はご存知の通りタングステン製。希少金属レアメタルでもあるタングステンは、その硬度から加工しにくく、そのため工数が掛かる。さらに言えばそもそもの素材の原価も高い。

他方で、タングステンは北欧の言葉で「重い石」という意味を持つように、鉛よりも1.7倍も重く極めて高比重。他の金属と同じ重さのルアーを作れば“よりコンパクトに見せる”ことができるというメリットがある。

鉛よりも環境負荷が少ない

SDGsの観点で考えると、環境への負荷が少ないという点も特筆すべき。

釣りをする以上、根掛かりやラインブレイクは避けて通れず、ポイントに落としたルアーを100%回収できることは不可能。つまり、回収できなければこの先何十年と海中に取り残される訳です。

これまで釣具で主に使われてきた「鉛」は加工がしやすく安価というメリットはあるものの環境を汚染するという性質も持ち合わせ、残された鉛が水中に長くとどまることで、水質汚染の原因になると考えられています。

一方のタングステンは、人体に直接触れる指輪やネックレスなどに加工されることもあるほどに、その害は皆無に等しく、環境への負荷が少ないことが周知されています。

私達にできること。タングステン製の“釣れる”アイテムを作り、気軽にいつでも使っていただけるよう今以上にルートを整備していく。この活動によってSDGsにおける17の目標の内の1つ「14:海の豊かさを守ろう」へ貢献。まずは大きな目標を立てることはなく、本当の意味での持続可能な目標から、少しずつ始めていきたいと思います。

 

いつまでも釣りがしたいから

まだまだ私達はSDGsに取り組むべく舵を切ったばかり。俯瞰的に見ると最初の一歩もまだ踏み出せていないのかもしれません。でも、もっともっともっと釣るために、ずっとこの先も大好きな釣りができるように、私達なりに愚直にもがいていく所存です。どうか温かい目で見守っていただければ、そして1人でも多くの釣り人がほんの少し意識していただければ…幸いです。