【白子ドップリとら三昧!】虎掛で掛ける!瀬戸内の伝統的トラフグ釣り

オフィシャルスタッフのたにゆりです。
先日はSTARTメンバーとお友達5人で、トラフグ釣りに行ってきました!
この模様は爆速でYOUTUBEに上がっているのですが、皆様もうご覧いただいたでしょうか?
こちらの記事では、トラフグについての基礎知識や虎掛を使用した瀬戸内の伝統的なトラフグ釣りについてまとめました!
トラフグ釣りをやったことない方、虎掛を使ったことのない方も是非この記事をきっかけに、トラフグ釣りや虎掛に興味を持っていただければ幸いです!
トラフグってどんな魚?

トラフグは日本各地の沿岸部に生息する大型のフグで、鋭い歯と強い捕食能力を持つフィッシュイーターです。
甲殻類や貝類、小魚などを捕食し、硬い甲殻や貝殻を噛み砕くほど強力な歯を持っています。
高級魚として知られる一方で、海の中では非常にタフで警戒心の強い魚でもあり、その独特な生態を理解することが釣果アップにも繋がります。
▼ 春に産卵のため接岸
トラフグは毎年3月〜6月頃、水温が上昇する春に産卵期を迎えます。
産卵場となるのは、水深20〜60m前後の小石混じりの砂地。
瀬戸内海をはじめ、関門海峡、若狭湾、伊勢湾口、東京湾、館山湾沖など、日本沿岸の限られたエリアで産卵が行われています。
メスが産卵し、オスが放精。
産卵後、メスは比較的早くその場を離れますが、オスは産卵期の間長く産卵場に留まり、複数回放精を行う習性があります。
そのため、この時期のトラフグ釣りでは、釣果の大半がオスとなるのも特徴のひとつ。
特に放精前の個体は、白子がパンパンに膨れ上がっており、まさに春の風物詩とも言える存在です。
▼ 意外と遊泳力が高い

丸いシルエットからゆったり泳ぐイメージを持たれがちですが、トラフグは意外と遊泳力が高く、潮流の速いエリアでも活発に行動します。
ヒット時の暴力的な引きも、釣り人を魅了するポイントのひとつ!
▼ 強靭な歯

トラフグ最大の特徴のひとつが、非常に強力な歯。
カニや貝を噛み砕くために発達しており、仕掛けやラインを簡単に切られることもあります。
アタリがあったと思ったら、リーダーが切られている・・・!というのもトラフグ釣りではよくある話。
そのため、エサはもちろんフックやリーダー、接続部のチェックは非常に重要です。
虎掛は構造上、リーダーが切られにくくなっていますが、それでも切られるときは切られます。
掛ける釣りと食わせる釣り
トラフグ釣りには、大きく分けて「掛ける釣り」と「食わせる釣り」の2種類があります。
一般的なカットウ釣りや「虎掛」で行うスタイルは、“掛ける釣り”。
いわゆる“ひっかけ釣り”に分類される釣法です。
トラフグは非常に歯が鋭く、エサだけを器用にかじり取っていく魚。
普通の針で口にしっかり食わせるのが難しい場面も多く、エサをついばみにきた瞬間に掛けていくのがこの釣りの特徴です。
特に産卵期のオスは縄張り意識が強く、エサを“捕食”するというより、威嚇や排除のような反応を見せることもあります。
そのため、
・誘う
・止める
・触らせる
・瞬間的に掛ける
というテンポの釣りが非常に重要になります。
一方で「食わせる釣り」は、胴付き仕掛けなどでエサを自然に見せ、口を使わせて針掛かりさせるスタイル。
こちらは違和感を与えない送り込みや待ちが重要で、“引っ掛ける”というより“しっかり食わせる”イメージの釣りになります。
同じトラフグ釣りでも、
・瞬時に掛けるか
・じっくり食わせるか
で釣りの組み立てやアワセのタイミングは大きく変わります。
「虎掛」は、そんなトラフグゲームの中でも、積極的に反応を取って掛けていく攻めのスタイルを楽しめるアイテムです。
虎掛のタックル

トラフグを狙う場合のロッドは、掛けにいけるバットパワーが必須です。
STARTメンバーはスロージギングロッドで代用していますが、もわもわ分かりにくいアタリを捉えるには、掛けにいけるバットパワーと繊細なアタリを捉える穂先を併せ持った先調子のカットウ釣りロッド、タチウオテンヤ竿などが向いているように思います。
PEラインは1号前後で十分ですが、先述の通りトラフグの歯はものすごく鋭いため、リーダーは太目に設定することをお奨めします。
私は35lbのリーダーをまるまる結ぶのはもったいなくて嫌だったので、元々巻いていた20lbの先に35lbを30~50㎝ほど付けて二段リーダー仕様にしました。
参考)たにゆりタックル
ロッド:スロージギングロッド
リール:オシアコンクエスト300hg
ライン:SUNLINE DEEPONE 1.2号
二段リーダー(PE側):SUNLINE システムショックリーダーSV-1 20lb
二段リーダー(針側):SUNLINE システムショックリーダーFC 35lb
仕掛け:START 虎掛150g
虎掛の使い方

「虎掛」は、トラフグ特有の“ついばむようなアタリ”を積極的に掛けていく、“掛ける釣り”に特化したアイテムです。
一般的な“食わせる”釣りとは異なり、エサをしっかり食べさせるのではなく、魚がエサに触れた瞬間や違和感を感じたタイミングで素早く掛けていくのが特徴です。
※エリアによって虎掛使用不可の場合がございます。釣りをされるエリアが「トラフグのひっかけ釣り禁止のエリア」でないか、事前にご確認の上ご使用くださいますようお願いいたします。
▼ エサについて

エサはイカの短冊切りの真ん中に切れ目を入れたものを使用します。
STARTメンバーは、業務スーパーのロールイカを加工して使っています。

状況に応じて、アルゼンチン赤海老などを集魚剤として一緒に使用するのもオススメです。
▼ 基本の誘い方について

着底後、錘部分を浮かせ、上図の赤丸部分で底をとるイメージで、ズル引きしたり、底をトントンしたりして誘います。
釣果を伸ばすコツ

トラフグ釣りで釣果に差が出る大きなポイントのひとつが、“アタリの取り方”。
「今触った?」という、非常に曖昧な“もわもわした違和感”として出ることが多い魚です。
特に虎掛のような“掛ける釣り”では、この小さな違和感を感じ取って瞬時に掛けられるかで釣果が大きく変わります。
実際に、釣行当日初心者の4人は1人3~6匹の釣果だったのに対し、ベテランメンバーは1人で10匹ほどかけていました。
ありがちなのが「根かな?」「潮かな?」「気のせいかな?」・・・と考えすぎてしまうこと。
実際には、その“違和感”がトラフグだったというケースも多いです。
特に産卵期の個体は、エサをついばむように触ってくることも多いため「怪しいと思ったら掛ける」くらい積極的な方が釣果に繋がる場面も多くあります。
小さな変化を“気のせい”で終わらせず、積極的に掛けにいく意識が非常に重要です。
さらに、トラフグは潮の変化に非常に敏感な魚でもあります。
そのため、
・潮が緩んだ瞬間
・流れが変わるタイミング
・底潮が効き始めた瞬間
などで急に時合が訪れることも少なくありません。
それまで反応が無かったのに、突然船中で連発し始める・・・というのもトラフグ釣りではよくある光景です。
逆に言えば、“釣れていない時間”でも集中を切らさないことが重要。
虎掛は、“待つ釣り”ではなく“掛けにいく釣り”。
小さな違和感を感じ取り、瞬間的に掛ける。
この攻めの姿勢が、釣果アップへの近道です。

少しイカ釣りにも似たゲーム性を感じるトラフグ釣り。
攻略しがいがあってなかなか面白いですよ!
トラフグ料理
トラフグ最大の魅力と言えば、やはり食味。
薄造り、唐揚げ、鍋、白子焼きなどなど。
特にこの時期の白子は格別で、濃厚な旨味とクリーミーな味わいは、春のトラフグ釣りならではの醍醐味です。
ただし、トラフグは猛毒を持つ魚でもあります。
調理は必ず有資格者に依頼し、安全に楽しむようにしましょう。

私は身欠きにしてもらい、自宅で鍋にしました!

アラからも良い出汁が出て、最高の夕食になりました!

皆様もぜひ虎掛使って食卓を彩ってください♪
瀬戸内のトラフグ釣り

瀬戸内の春を彩るトラフグ釣り。
産卵期を迎えた大型のトラフグを狙い、多くの船が海へと繰り出します。
強烈な引き、独特の駆け引き、そして春だけの極上白子。
ぜひ「虎掛」とともに、瀬戸内の奥深いトラフグゲームを楽しんでみてください!